WOMBの入り口にあったパネル |
実はその日、筆者はあの知る人ぞ知る早稲田のあかねにてヤン・アスマンの「エジプト人モーセ」(原著一九九七)を中心として一神教というものを語るというトークイベントを企画して出席していたため、「デビルマン」の内容とあいまってはからずもタイムリーな催しとなった。
筆者が着いたのは一時を過ぎたあたり。WOMBに来たのはもう八年振りである。とりあえず三階まで見て回る。一階のラウンジには大きなテレビといくつもある卓の上にそれぞれタブレットがおいてあり、Netflixの番組がかかっている。テレビでかかっているのは「パニッシャー」だったが、タブレットには「ルシファー」が流れていて洒落がきいていると思った。また、ラウンジには筆者がこのところ毎月かよっているあの社交イベントデパートメントHでおなじみのドラァグクィーンたるアマゾネス・ダイアンさんがいた。おもいかけず知り合いに合うのは嬉しいものである。
アマゾネス・ダイアンさん |
石野卓球の登板は三時から四時半までのようなのでとりあえずそこまでいることにする。一階でスタッフの方からなんらかのSNSに#デビルマンが蘇る というハッシュタグをつけて投稿すると飲み物一杯無料とのことだったのでフェイスブックに投稿。二階のバーで特別カクテルサバトというのをいただいてみると、これが単なるジントニック。
オリジナルカクテルサバト |
石野卓球が回すのを待って、終りまでひとしきり踊る。やはりアニメの関連企画だけあってかあいまの映像が面白い。それに巨匠のプレイというのはやはりいいものだ。
今回のイベントは日本が配信を介した映像産業の世界単一市場にいよいよ本格的に参入したことを象徴するものであろう。Netflixは二〇一五年の九月に日本へ上陸したが、二〇一七年の十二月を持って定着の成功にもひと区切りがついたのではなかろうか。
No.37304です。長い間、面白いツイートを紹介してくれてありがとうございました。
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