グーグルへは友人二人とともに計三人で訪ねた。朝の九時過ぎに筆者の暮らすサンタクルーズから友人の運転する車に乗せてもらい、一路マウンテンビューへ。グーグルへは十一時に到着。
しばらく待ち、その社員の方に来てもらって、受付の端末で入館証を発行。受付の前にはロッククライミング用の壁があるのが印象的であった。そして、メインキャンパスへ移動。グーグル本社は大学のようであるためか、キャンパスとも呼ばれる。滞在時間は三時間半くらい。結局、食堂と庭しか見て回れなかったが、やはりそれなり面白かった。
グーグルにはいくつも食堂があるらしい。それらはみな無料である。訪問者もあらゆるものを無料で受け取ることができる。また、館内には生活に必要なあらゆる設備がそろっているらしく、休日にも洗濯のために会社に来る社員もいるとか。
われわれは大きな食堂に入った。食堂は新しい清潔な印象を与え、大学のそれを思わせる。また、社員にかぎらず訪問者や観光客と思しき人びとも多い。社員はあらゆる人種がおり、特にインド系と中国系と思しき人が目立つ。食堂には、ピザやインド料理や、ヴェトナム料理、中華料理に和食、メキシコ料理にヨーロッパ風の料理、サラダバーやいくつものデザートがあり、野菜中心である。おそらくはさまざまな文化に配慮した結果野菜中心となるのではないか。また、ヴェジタリアンやヴィーガンも多いのだろう。そして、繰り返すがこれらの料理はどれも一切が無料なのである。
食後を庭を散歩。庭にはところどころに彫刻などの美術品がおいてあり、スポーツの設備があって社員らがバレーボールやサッカーなどの球技に興じている。その日は庭で大規模な昼食会がひらかれていて、テントの下におかれた卓と椅子にて列席者が語らっていた。
また、われわれは直接みることはなかったが、その庭に隣り合う建物の中にはジムがあり、プールもあるとか。
しばらく庭を散策して、サンドイッチ屋にむかう。そこでサンドイッチを二つもらい、これを土産とした。そして、土産物屋へ案内されたところで、社員の人は仕事に戻らねばならないということで、お別れする。その後、土産物屋をみて、帰宅の途につく。現代のテレームの僧院を目の当たりにした見物であった。
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