六月の第三月曜日、ショーン・レヴィ監督、ヴィンス・ヴォーン脚本主演の映画「インターンシップ」(邦題仮)を観て来た。それというのもその週の金曜日にあるグーグルの社員の人からマウンテンビューにあるグーグルの本社への見学に招待されたので、事前に予習と復習をしておこうと思ったのだ。グーグル見学については後述。
映画はグーグルを舞台としたコメディならばこんなものかという感じ。ブロマンスの要素もあった。あらすじ。セールスマンをしていた中年男二人が情報革命の影響によって仕事を失う。そこで、恐れ知らずにもグーグルの面接に申し込んでみると、なんと研修への許可が出る。そしてグーグルという不思議な未知の世界にとびこむというお話。ちなみにその主人公のもう一人の方はオーウェン・ウィルソンだったりする。
新しい技術によって職を失った中年男がいまや古びた価値観や能力を生かして新時代に活躍するという筋をみるとショーン・レヴィの前作「リアル・スティール」をも彷彿とする。また、映画のつくりは相当に古典的なハリウッド映画の型を踏まえている。要するに単純明快。しかし、グーグルという月並みならざる題材を扱うにあたってはこんな単純さが必要だったのかと。つまり、この映画で重要なのは主人公の境遇や話の内容ではなく、あくまでグーグルや、それをはじめとするシリコンヴァレーの文化なのだ。
グーグルやシリコンヴァレーに関心にあるの人なら観ておいて損はないと思う。
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